第3回 被写体の撮影範囲 編

CCDカメラで撮影できる範囲は、レンズの焦点距離や、被写体までの距離、CCDサイズによって変わってきます。
撮影範囲を考慮してレンズを選定します。

撮影範囲のおおよその計算
W=撮影したい 幅(m)
H=撮影したい高さ(m)

L=被写体までの距離(m)
f=レンズの焦点距離(mm)

1/3インチCCDサイズの場合
W=4.8(※) ÷ f × L

H= 3/4 × W

※1/4インチCCDサイズの場合は3.6を入れて下さい
※1/2インチCCDサイズの場合は6.4を入れて下さい

《例 1》 
1/3インチCCDサイズで焦点距離(f)が16.0mmのレンズの場合
10m先(L)の被写体が映る範囲は、
横(W)  4.8 ÷16 (f)×10(L)=3m
高さ(H)  3/4×3(W)=2m25cm

《例 2》 
1/3インチCCDサイズで焦点距離(f)が8.0mmのレンズの場合
10m先(L)の被写体が映る範囲は、
横(W)  4.8÷8 (f)×10(L)=6m
高さ(H)  3/4×6(W)=4m50cm

《例 3》 
1/4インチCCDサイズで焦点距離(f)が16.0mmのレンズの場合
10m先(L)の被写体が映る範囲は、
横(W)  3.6÷16(f)×10(L)=2m25cm
高さ(H)  3/4×2.25(W)=1m68cm

弊社では、レンズに関する商品だけでなく映像に関わる様々な商品を取り扱っております。 ご興味のある商品があれば何卒ご相談ください。